今回は大学数学の既約行階段行列について説明しようと思います!
行と列、どっちがどっち?
そもそも既約行階段行列はどこで出てくるものでしょうか?
そう、行列とベクトルですね。
行とは横、列は縦を表します。
「ぎ」の書き始めが横、「れ」の書き初めが縦、と覚えましょう。
拡張行列
まずは行列とベクトルでの式の表し方を思い出しましょう。
例えばこの式だと
このように表します。これを拡張行列と言います。
では、行列の話に移りましょう。
このAとB、実は行同値なんです。
どうやってそれがわかるかというと、
という式変形をすることができるからですね。
このように一つの式に同じ数をかけた式を
他の式と足したり引いたりすることで、行列の同値を出すことができます!
既約行階段行列
さあ、本題の既約行階段行列です。
ルールを見ていきましょう!
全てが0の行(横列)は一番下にくる。
各行の一番左の0でない数は絶対に1。
縦列の一番左の1がある列の他の数字は0。
一番左の1は階段状。
この四つが主なルールになります。
これを踏まえて既約行階段行列を作ってみましょう!
例題
これを既約行階段行列にしてみましょう。
一つ目の行を二倍して二つ目の行に足す。
一つ目の行をマイナス1倍して三つ目の行に足す。
二つめの行を7で割る。二つ目の行を二倍して三つ目の行に足す。
すると
ということになります。
どうでしょうか理解は進みましたか?
ご観覧ありがとうございました☺️
わからないところがあれば遠慮なく質問を送ってくださいね。
ではまた。
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